語彙力 ある人 実践編
著者 斎藤孝氏 「大人の語彙力(ごいりょく)ノート」 という本の続きです。
まずはおさらい
「語彙力」とは、
特に外国語の学習などにおいて、ある個人がその外国語に関して獲得している語彙の量や単語に関する知識のこと。
語彙力とは、その人がどれだけ多くの単語の知識を知っているか、そしてどれだけ使えるのかという能力のこと。外国語学習においては、その外国語に関して理解や知っている語彙の量や単語に関する知識にことを示している。語彙力の「語彙」とは一つの言語のあるいはその中の特定の範囲についての単語の総体という意味がある。「力」とは、能力や実力という意味である。
Weblio辞典より
目次の第1章から簡単な気になる言葉を抜粋してご紹介します。
さあ!語彙力 上げていきましょう!!
第1章/普段の会話で品よく見せる
気になる言葉
《大丈夫です》=問題ございません=差し支えありません
《教えてください》=ご教授ください
《つまらないものですがお受け取りください》=ご笑納(しょうのう)ください
このつまらないものを受けとっとてという言葉がどうもいいずらく、つまらないもの=無価値=値打ちがない=贈ってもよいものなのか?
《ご笑納ください》は、粗末な品だから笑って納めてください、という意味だそうです。
最近このつまらないと表現することに対してむしろ失礼ではないかという論議が出てきて《ご笑納ください》が推奨されるようになったらしく、
《つまらないものですが、ご笑納ください》とセットで使われることもあるようです。
第2章/お願いするとき
気になる言葉、あまりないな~
《手伝ってください》=お力をお貸しください=手をお貸しください=お力添えください
普通に使ってますよね。
第3章/言いづらいことを言い換える
理由をぼやかして断りたい時《残念ですが’お伺いできません》=よんどころない急用ができまして=差し支えがありまして
できないから断る時《絶対無理です!》=私には荷が勝ちます/自分の能力と比べて責任や負担が重すぐることを伝え、負担の解消を求めるメッセージでもあるそうです。
また、ご容赦ください/「容赦」には「許す」という意味があり「お許しください」と下手に出つつ断りの気持ちを伝えるそうです。
断る時《~できません》=~しかねます=~いたしかねます
謝罪《私のミスです》=私の不手際です
言いづらいことを言うとき《言い過ぎだよ》=口が過ぎるよ
《あの人の言い方は不愉快だ、ウザイ!!》=あの人の言い方は耳に当たる
第4章/気持ちを伝える
普段使わないようなあらたっまた言葉が多いな~年配になれば使うのかな。
《大変つらいですね》=ご心痛のほどお察しいたします
《そのままにしておけない》=看過できない
第5章/メール・口癖で自分を下げない。同じ繰り返しをなくす
最近はすぐメール、何があってもメールですからね。
《考えます》を言い換えると=検討する=考慮する=吟味する
《思う》=理解する=存じ上げます 《感じる》=印象をうける 《頑張ります》=最善を尽くします 《確かに》=まさに=間違いなく=まさしく
これらは場面によってたくさんの言い換え言葉が存在するようなので気になった言葉だけ紹介しておきます。
第6章/会議・打ち合わせで「できる!」と言われる
《とりあえず~》=ひとまず~ 《OKです》=かしこまりました 《うまくいくよう努力します》=善処します 《代わりの案》=代替案
この章では、他にカタカナ語が多数紹介されているので面白いと思います。
第7章/訪問・宴会・手紙で使える
《ご馳走になって恐縮ですがそろそろ帰ります》=いただきだちで恐縮ですが、そろそろお暇させていただきます
《頂き物で~》=おもたせで~
第8章/センスが伝わる季節の言葉
この章は手紙を書くときに参考になりますね。日本人の表現の奥深さを感じる章でもあります。
メールやラインで済ませるのではなく季節の変わり目ごとに手紙を書いてみはどうでしょうか。
以上、ほんの少し抜粋してみたのですがいかがでしたか?一つでも気に掛かる言葉が出てきたら幸いです。
「語彙力」ある人へ
仕事ができる人への第一歩
今回紹介した本
その他にも
一生分の教養が身につく! 大人の語彙力強化ノート (日本語) 単行本 – 2019/6/27 吉田 裕子 (著)
大人の語彙力「言いまわし」大全 (日本語) 単行本 – 2018/9/21 著者/斎藤 孝
大人の語彙力ノート どっちが正しい?編 (日本語) 単行本 – 2018/12/5 著者/斎藤 孝
これ1冊で!知的に伝わる「ビジネス語彙力」ノート (だいわ文庫) (日本語) 文庫 – 2019/11/9 ベスト・ライフ・ネットワーク (著)
などがあります。